お墓・遺骨・供養のお悩み解決 |
このコーナーでは納骨、供養に関して皆様の抱えている問題、お悩みの解決策を共に考えいろいろな選択肢の中からあなたに一番あった「答え」を出していただけるための情報をできるだけ提供していきたいと思います。 たとえば、手元供養をされる方でも手元供養と他の葬送(納骨)スタイルと組み合わせて利用される方が多くいらっしゃいます。 手元供養で使用する遺骨はごくわずかになりますので残りの遺骨を埋葬する方法で必要な情報と実行の手順をあわせて見ていきましょう。 ご自身の問題と照らし合わせ、 皆さまの自分らしい供養の実現にお役立てください。 |
1.お墓の跡取りがいない 無縁墓になる可能性が心配です。 |
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2.高額なお墓は買えない 極力費用のかからない納骨、供養の方法を知りたい。 |
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3.お墓が遠くてなかなか墓参りできない 歳をとり、身体も不自由で・・お墓参りができません。 |
4.遺骨を手放せない 49日が過ぎても、なかなかお墓に入れる決断はできない |
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5.子供に負担をかけたくない 自分の親の介護をした経験から、子どもの世話にならない老後をおくりたい。 |
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6.骨壷を抱えて困っています お墓の取得難や永住地が決まらない。納骨方法を決めかねている。 |
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7.自分の行き先を決めておきたい 老後の人生を安心して楽しみたい。 |
8.実家の親を供養したい 嫁いだ身、離れて暮らす実家の両親を偲びたい。 |
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9.自然葬(散骨・樹木葬)がいい 死んだら大自然に還りたい。 |
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10.嫁ぎ先のお墓に入りたくない 最後は自分の安らげる場所にいきたい。 |
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11.子供の供養をしたい わが子をもう一度・・、抱きしめたい。 |
1. お墓の跡取りがいない | ||
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無縁墓になる可能性が心配です。 最近では、お子さんのいらっしゃらないご夫婦や、いても女の子だけ或いは男一人などの家庭は今ではめずらしくありません。子供がいる世帯に限ってもお子さんの数は平均して1.6人・・したがって、これからの子供たちは一人っ子どうしの結婚が増えて いくことでしょう。 その結果、どちらかの「家」がなくなり、せっかくお墓を建てても、先祖の家墓を 引き継いでもこのお墓の半分は子供たちの代で継ぐ人がいないのです。つまり墓地の半分は将来、無縁墓地となる恐れがあります。 そのため、一代限りの永代供養や、樹木葬や散骨と手元供養の組合せといった、新しい納骨供養の選択をする人も増えてきています。 いずれ無縁化するのであれば、子どもに面倒をかけたくない。 高いお墓を買うより子や孫にお金を残すか老後を楽しむことに使いたいと思う人が増えています。 また、家墓をもってる人でも自分が生きているあいだに将来子ども達に迷惑のかからないようにお墓を整理をしておきたいと考えている人は多いようです。
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2. 高額なお墓は買えない | ||
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極力費用のかからない納骨、供養の方法を知りたい。 バブルの頃、生活に余裕もでき先祖さまへの感謝も込めて大きなお墓を建てる人が増えました。しかし、その後のバブルのゆくえはご存知のとおり・・。 長寿大国・日本をささえている高額の医療費や介護費の個人負担で家計はまさに火の車。かろうじて葬式代はまかなえたもののお墓までは手の出ない。・・といったご家庭は多いようです。 関東では立地もよく価格も安い公営墓地を希望しても倍率が高くお墓を手に入れることが難しく、気になりながらも骨壷のまま自宅に保管している人が多いようです。 無宗教者も増え子どもに負担をかけたくないためか、葬儀は要らない。戒名不要。お墓も要らない・・・と遺言し亡くなる人が増えてきたと聞きます。 しかし皆さん残された者としては故人が成仏できるよう、可能な範囲で送り、供養したいと願っています。
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3. お墓が遠くてなかなか墓参りできない | ||
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歳をとり、身体も不自由で・・お墓参りができません。 地方から都会に出てきて何十年も経つと、親を引き取ったり両親が亡くなったりで、故郷とのおつき合いも薄れ、墓参やお墓をお守りできなくなり、悩んでいる人は沢山います。 具体的な問題解決策としては、田舎のお墓を整理してお墓の引越(改葬)ということになりますが、 引越先をどうするかは、それぞれの事情で変わります。 近所のお墓、霊園、公共墓地といった選択もありますが、高額な費用を伴うのでお墓の継承に不安がある場合は、一代限りの合祀永代供養墓や散骨、樹木葬もお考えになったらいかがでしょうか? あわせて手元供養品で日々の供養をおこなえば安心できるのではないでしょうか。
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4. 遺骨を手放せない | ||
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気のすむまでそばに置いてあげてください 大切な人を失った人の深い悲しみは他人にはわかりません。 特に長年連れ添ってきた伴侶や若くして亡くなった子どもの場合は尚更です。 とても、遺骨を手放せません。 49日が過ぎても、なかなかお墓に入れる決断はできないものです。 故人そのものである、ご遺骨に向き合って生前同様、お話したい・・。語りかけたい・・。 理屈でなくそう思う気持は自然です。自分を育ててくれた最愛の両親、一緒に育った兄妹。 昔は、長男が仏壇やお墓で親の供養を受け持ってきました。次三男や他家に嫁入りした娘は盆暮れ年期法要に「イエ」の行事として参加してきましたが、両親のいなくなった実家へは自然と 足が遠のきます。 それでも、長男同様、親への感謝・供養の気持ちにかわりはありません。 今や長男でなくても手元供養により日々感謝や供養の思いを叶えることは可能となりました。
お客様の回想・・天涯孤独、孤独は地獄 お姉さんを亡くし、「私は天涯孤独になった。」といらした二人姉妹の妹さん。 一人は寂しいので手元供養で遺骨を一部おきたい、との想いで名古屋からいらっしゃいました。 そのとき私は4月にお目にかかった清水勇男先生(法律家)がおっしゃた事を思い出しました。 先生は講演で、作家の住井すゑさんが、夫の遺骨を身近において話し掛けたりして、明るく過ごした実例をお話になり、 『遺骨は気が済むまでそばに置いてあげればいいんです。 一人になるのは孤独、それは一番の地獄です。』 参加者に訴えかけるように優しく強く、おっしゃておられました。 最愛の方を亡くされ、遺骨を手放したくない方、 無理して手放さないでください。 気の済むまでそばに置いてあげてください。あなたは一人じゃありません。 ☆遺骨を自宅に置くことは法律的にも全く問題ありません。 弁護士で元公証人の清水勇男先生も、法律家の立場から問題ないです。 と付け加えておられました。 ≪博國屋スタッフブログより≫ |
5. 子供に負担をかけたくない | ||
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子の世話にならずに死にたい・・という親心 「妻や子どもの世話にならないように、人の迷惑にならないように・・」 「自分の親の介護をした経験から、子どもの世話にならない老後を」 ”子が世話して当然”から”子の世話になりたくない”という意識が社会的に広がっているようです。 そんなことからもお墓の購入や維持管理、お寺さんとのおつき合いを考え、墓地の取得・お墓の建立は敬遠しがちです。 そのような心配事からも永代供養や自然葬(樹木葬、海への散骨)など後腐れのない葬法を選択する人が増えています。 ・・でも本音の部分で、自分がこの世を去っても、たまには思い出してほしいという願いはあり、子どもの負担にならないという理由で手元供養を自宅用に選ばれる方も いらっしゃいます。
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6. 骨壷を抱えて困っています | |
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自宅に保管された骨壷の行方〜費用のかからない供養法 電車の忘れ物のなかに、骨壷が少なくないそうです。 遺骨の行き先に困った末の行いでしょうが・・ご本人もさぞ辛かったことでしょう。 無縁化する故郷のお墓に眠る複数の骨壷問題の他、首都圏だけで120万個とも云われる 自宅に保管された「骨壷」。 お墓の取得難や永住地が決まらない、淋しくて手放せない、子どもに負担をかけたくない、お墓の継承者不安もあり最終的な納骨方法を決めかねている、など。 さまざまな理由があるようです。 最近では、永代供養や本山納骨、自然葬では樹木葬や海への散骨など(一部を残して日々の手元供養)新しい形態が登場しています。 博國屋ではさまざまなお骨の納骨方法をご紹介しています。 あなたに合った納骨をされ、心の平安を得られるよう考えてみましょう。
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7. 自分の行き先を決めておきたい | ||
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自分のエンディングを考える 自分の人生の幕をどう降ろすか。事前にある程度の自己決定をすることは重要なことです。 お墓の継承者に不安を持つ人や、子どもに負担をかけたくないと考える人、あるいは今あるお墓が無縁化するのではないかと心配されている人は多いようです。 一方で、医療費負担の増加や年金問題などお年寄りにとって将来への不安は増すばかり・・。 夫婦の葬儀やお墓について事前に決めておくこと(生前予約)で老後の人生を安心して楽しめると 考える人も増えてきました。元気なうちから考えるべきことは沢山あります。 たとえば・・ ●認知症になったらどうして欲しいのか。 ●延命治療をどうするのか。 ●死を誰に知らせるべきか。 ●遺産相続の望み。etc 命のかかわる決断事であったり、遺産を自分の考えに沿った形で残すためにも、ご自身の意思表示が大切です。 いざというとき家族を困らせない、家族への愛情表現ともいえます。 自分のエンディングを考えることは、後ろ向きな様で、じつはまだまだ死ねないことに気づかされたりと前向きなテーマです。 そしてそれぞれの決定が、ご自身の安心にもつながるのです。 下の実例なども参考に、自分にあったエンデイングを考えてみてください。 ”エンディング・ノート”とは 自分に万が一のことが起こった時のために、伝達すべき様々な事項をまとめてノート形式で記入しておくのが「エンディングノート」です。 「エンディングノート」を書いておくと、自分の死後、あるいは意識不明となるような発病、入院時などの際に、役に立ちます。 直接、伝えにくい事柄も、ノート形式で記録しておくことで、確実に伝えることができますし、自分が希望している葬儀の形をはっきりと明示しておくことができます。 残された人にとっても、当人の意向が分かるので、悩むことなく、葬儀を行うことができます。 それ以外にも、自分史を記録したり、人生のエンディングをトータルにデザインするためのノートです。 遺言書と違いは、記入する内容が広く自由で、また死亡時だけでなく生存時も対象にしてる点ですが、財産分割などの法的な効果を期待する場合は、遺言書も併用して用意するといいでしょう。
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9. 自然葬(散骨・樹木葬)がいい | ||
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死んだら大自然に還りたい 以前は、火葬した遺骨はお墓に納骨するのがあたり前でしたが、昨今、散骨や樹木葬を考える人、そして実際に自然葬を行う人が急速に増えています。 「暗く、冷たい墓に入りたくない。」 「自分は、好きだった海や山で自然(土)に帰りたい。」 あるいは、自分の死後遺された家族や子供に高い墓やその後に続くお寺さんとのつきあいで面倒かけたくない・・、などの理由もあるようです。 樹木葬・桜葬を選んだ理由としては、 「自然に還ることができる。そして地中に埋められた自分の骨が墓標替わりの花木の栄養となり、時期が来ると毎年美しい花を咲かせてくれるというロマンティシズム」 「継承者がいなくてもいい」 「費用面からも生前の通信費程度の管理費と納骨時の費用だけであり、子どもたちに負担をかけない」 といったところが人気の秘密のようです。 つまり樹木葬は生前予約ができること、縁者もなく将来、無縁化するお墓のような心配がないため、急速に支持される方が増えています。 さらに「お墓は要らない」という人の受け皿にもなっているようです。 ただ、海や山への散骨の場合、残された遺族にとって墓石のように手を合わせる具体的なものがないため、手元供養と組み合わせる人が多いようです。
散骨は、法的には問題ありません。 墓地・埋葬に関する基本法である「墓埋法」は、昭和23年に出来た法律です。 敗戦直後の混乱の中で、安易な土葬による伝染病などの広がりを避けるために、土葬あるいは火葬後の遺骨を墳墓などの納骨場所に埋蔵,収蔵することについて規定したもので、すでに焼骨(800〜900度)され、衛生上問題なくなった遺灰を海や山に撒く散骨は想定されておりません。 散骨をするための特別の許可や届出は必要ありません。 しかし、散骨サービス企業などに依頼する場合、火葬許可証(埋葬許可証)は提示する必要があります。 厚生労働省の見解 埋墓法は、戦後の混乱期に土葬して伝染病が広がらないようにという心配から生まれた法律です。上記の通り「遺灰を海や山に撒く」といった葬法は想定していないから対象外としている。 法務省の見解 「刑法190条」の規定は社会的習俗としての宗教的感情などを保護するのが目的だから、「葬送のための祭祀で節度を持って行われる限り問題はない」としている。 刑法190条:死体、遺骨、遺髪又は棺内に蔵置したる物を損壊、遺棄、又は領得したる物は3年以下の懲役に処す。 |
10. 嫁ぎ先のお墓に入りたくない | ||
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女性の本音?!、、最後は自分の安らげる場所へ 男性は、ほとんどの場合妻に見送られることになります。 そして家墓がある場合、何も言わないでも自動的に夫はその家墓に入ることになります。 しかし、その家墓に舅・姑や知らないご先祖が入っているとなると事情が変わってきます。 妻は必ずしも同じ墓に入るとは限りません。いわゆる”死後離婚”です。 ‘90年総理府のおこなった調査では、「家制度」の時代には考えられなかった「自分の両親」の墓に入りたいと女性の36%が回答しています。 夫婦が同じ墓に入ることは今や常識ではないようです。 また最近、お墓の生前購入(寿墓)と同様、手元供養の生前購入が増えています。 理由としては、「自分の死後、供養のことで子どもに迷惑や負担を掛けたくない。」や、「自分の選んだ手元供養となって連れ合いや子ども孫達とリビングで一緒に居たい!」との希望。 家族墓や夫婦墓ならいいが、生前苦労した舅、姑や顔も知らない夫の先祖の墓に入るのは絶対イヤ!と考える女性は意外に多いようです。
夫婦別墓、実家のお墓に入ることを希望した人に理由を聞きました。 ⇒明るい雰囲気の家ではなかったので、嫁ぎ先には入りたくない。 死んだ後まで気を遣うのはヤダ。〔40代女性〕 ⇒夫と別を望むのではなく、自分の両親と同じ墓に入りたい。〔50代女性〕 ⇒自分の生まれ故郷で、父母と共に眠りたい。〔50代女性〕 |
11. 子供の供養をしたい | ||
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わが子をもう一度・・、抱きしめたい。 世の中で、待望の赤ちゃんを授かったのに子どもの成長を見届けられないままの死産ほど悲しいことはありません。 また、病気や交通事故で大切な子どもを亡くした親の気持ちは、出来ることなら自分が代わってあげたかったと・・。 経験した者でないとわからない深い悲しみに突き落とされます。 そして、気持ちの整理などつかない渦中にもかかわらず、まわりの親戚の人からは「早くお墓に入れないと成仏しないから」という言葉・・。 現実を受け入れることすらままならず、とても遺骨を手放す気になりません。 「わたしはただ、あの子が可哀相で、悲しくて、悔しくて。・・」 ・・・理屈ではないのです。 そのようなお母さん方が、今まで何人も博國屋をたずねて来られました。 そして「わが子」をもう一度この手に感じたい、という想いを手元供養に託されるのです。 いつまでも、鬱々としていたのでは自分も、周りの人も不幸になってしまいます。 亡くなったお子さんのためにも、子供の分まで明るく前向きに生きていってほしいと願うばかりです。
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